画家紹介
石川悠造と申します。1944年のうまれです。
私は平均寿命から見ればいつ死んでもおかしくない年です。しかし最近、病気のため周囲に止められ、免許証を返上し、運転をやめました。では残りの人生をどう考えるか、死ぬまで何をするか考えました。幸い私には趣味があります。幼稚園から好きだった絵です。中学、高校、大学と絵画部に所属し、中学にしてアルバイトで買った油絵の道具を趣味とし、それ以外には見向きもしなかった私。
社会人になっても著名な画家の門に入り、この年まで心酔し門下生として絵に励んできた私には「絵」という趣味がありました。
昨年は初めて『免許皆伝』という言葉で進歩を認められ、大きな自信をもらいました。そして昨年12月に個展のために描いた絵を一点持参したとき、しばらく見ていた先生が「これはプロが描いた絵だ。もう何も言うことはない。石川さんはもうプロ級だよ、何も言うことはない」とおっしゃられた。
それを聞いた時の私の言いようのない興奮が一生の思い出として残った。
そうだ残りの私の人生は絵にかけよう。
私の目の前に避けようもなく待っている【死】、人生を生きる【生】、様々な苦しみや痛み、それらは誰の目の前にも広がっている現実だが、これからは避けようのない【死】は来るのに任せ、生きる【生】に注力しよう。そう思うようになりました。
苦しみや痛みそれらもいつ来るかも、どんなに苦しいかもわからない。
それらは来るに任せよう。
生きる生は自分で選び、自分で生きがいとして味わうことができる。
いつまで生きるかわからないが、できれば死ぬまで絵を描きたいと思う。
自分で納得できる絵が描ければそれでいい。
そして誰かが私の絵を見て何かを感じてもらえればそれでいいと思う。
そう、逃れられない死は来るに任せ、苦しみや痛みも受け入れることも生の一部なのだ。生きる生は自らその成果を光り輝くものと今の私はそう思っています。